QC検定ブログ SQCの基礎勉強は3級問題から
これからQC検定の勉強を始める人に、ぜひ頑張ってほしいので支援になるような記事を投稿していきます。
統計量の基礎から学べる
母集団とは何か? サンプリング(標本採取)とは何か? サンプルをどう扱うべきか?
など、データの考え方、扱い方の基本から学ぶことができる。案外ここをすっ飛ばして各種統計的な手法を勉強してしまうと実践で躓くことが往々にしてある。ここをじっくり勉強することが肝要だと思いますよ。
QC7つ道具等の実際の手法でのSQCの基本的な考え方がわかる、身につく
QC7つ道具は3σ法を基本にしているので、ここが理解できているのといないとでは実務において雲泥の差が出る。じっさい大手企業でも、よほどしっかりしたところでないと形だけをまねてQC7つ道具と称しているところが多い。QCサークルや小集団改善活動を行っていない企業では、実務者がQC7つ道具の名称を知っているだけでもましな方かもしれない。現実はそんなもんだと思うが、せっかく興味を持ったならかじってみることをお勧めします。
PCソフトなどを用いず電卓で実際に計算することでそこから先のPCに頼らなければならない部分の理屈がわかる
品質管理検定(QC検定)は電卓持ち込みOKの試験だ。2級範囲のぐらいまでのSQCは実際に関数電卓をたたきながら解析した方が理屈を体得しやすいと思われる。それより上の多変用解析(重回帰、主成分等)はもうPCの力を借りないと計算が煩雑なのだが2級程度までの手法なら実際に関数電卓で計算してみるとPCに頼らなければならない部分の理屈もわかってこようというものだ。そういうもんだと今の段階では理解して欲しい。

公文式と同様、わかっているところから始めることで躓きが少ない
3級程度の計算は、高校で数学やった人には簡単すぎると思うがそこは初心に帰って、ちょっと電卓たたいてみてほしい。やってるうちに面白さがわかってくると思う。
中心とばらつき(期待値と分散)を意識して物事をとらえることができる
これが一番重要というか、QCの勉強する恩恵だと思うんだけど、データの見方がわかってくる。理工系の学部出てても農学や薬学はこういうのが専門なので大丈夫なんだが、機械系や電機系などの工科系は、仕事しだしてあらためて勉強する必要に迫られてからやるもんだから結構中途半端。必要に迫られなければたぶん統計的なデータの見方なんて定年するまでわからずに終わってしまう可能性もある。
今この機会を得て本当に良かったと思うよ。
QC的な考え方が身につくと実生活においても大概のことに慌てなくなる
QC的考え方っていうのは基本的には“問題解決思考”英語でいうとソリューションってやつなので一度身につけば、それまでのやみくもな対処方法から結構効果的な行動をとることができるようになるかもしれません。
ならないかもしれませんが。(;^ω^)
でも、問題解決の手法を一つでも身に着けておくのは、長い人生においてそんなに無駄なことではないと思うのでkの機会にぜひとおすすめしたいところです。
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