2020年9月実施のQC検定試験３級の手法問題（問１～問１０）の解法のヒントです。

【解説と動画ブログ】QC検定過去問解説＆解説動画　第30回　QC３級

第３０回　手法問題解法例

問１：基本統計量

問１は基本統計量の問題。
　ゆっくりやればまぁ大丈夫でしょう(^^)v マークミスだけは気を付けてね。

問２：工程能力指数

問２は工程能力指数の問題。
　６σと規格幅が同じの時、工程能力指数が１で、まずまずということを覚えてたら 適切なものを選べる問題。 マークミスだけは気を付けてね。

問３：データの基準化

問３はデータの標準化の問題。
　問題の書き方が難しそうでちょっと焦るけど、 正規分布の図を書いてゆっくり考えれば何とかなる問題。 とりあえず問題を読んでグラフを書けば何を聞いているかわかるので 問題の見た目に騙されないようにね。

問４：確率分布（二項分布）

問４は計数値の確率分布の二項分布に関する問題。
　何年か前にとんでもなく難しい（考えるのがめんどくさい；）問題が出たけど 今回は割と素直で、問題作る側の前回の反省が見られる問題になってるよ。 選択肢も少ないので、試験中に緊張して問題が何に聞いてるかわからなくなってても 選択肢の解答を見たら答えがそれとなくわかるはず？(;^ω^) 諦めないで頑張ろう！

問５：散布図・相関係数

問５は散布図と相関係数に関する問題。
　問題には「それぞれの相関係数を・・・計算し」とか書いてあるけど それをしてたらこの問題だけで試験時間を使い切るかもしれないので （実際データが示されてるので計算したくなる気持ちをぐっとこらえて；） 素直に下の相関図から判断するのが得策。 問題に「絶対値の大きい順」って書いてあるのでそこだけ気を付けてください。

問６：管理図

問６は管理図の問題。
　①はＸバーＲ管理図、②がｐ管理図の問題
①に関しては、群の大きさが７ということに気をつければ 係数表もほかの不要な係数がなくてＸバーＲ用に絞られてるので公式ど忘れしても何とかなりそう。(^^)v
②はｐ自体が不適合品率なのでそのことを覚えてたらたぶん間違えないよ。 （参考までにｎｐ管理図は　ｎ×ｐ：個数×不適合品率＝不適合品数）

問７：ヒストグラム

問７は測定記録を横軸のヒストグラムに集計する問題。
　すべての区間のデータを数えてもいいけど、やっぱり時間がかかるので 選択肢のヒストグラムを見て 　区間58～60はすべての選択肢が２ヶだけど 　区間56～58は各々値が違っているので その区間のデータの数を数えて、あてはまる選択肢のヒストグラムを選ぶと早いよ。

問８：度数表とパレート図

問８は度数表とパレート図の問題 。
　度数表は「その他」を除いて件数の多い順に並べるとかの基本を覚えてたら 難なく正解できるような問題。 今回の問題の中でも、早く正解できる部類の問題だと思うけど 焦ってマークミスしないように落ち着いて解答しようね。

問９：特性要因図

問９は特性要因図の特徴やその作り方に関する問題。
特性要因図はＱＣ７つ道具の中で唯一言語データを扱うもので、 かつＱＣ的問題解決（ＱＣサークル活動）などでは最も重要なツール。 なので、実務や演習などで何回かは実際にやってみていると思うので 多分それほど困らない問題。ただ用語はちゃんと覚えておかないとね。(;^ω^)
②は選択肢に手法が「ブレーンストーミング」しかないので 実務の経験がなくても多分ＯＫだったと思います。

問１０：新QC７つ道具

問１０は『新ＱＣ７つ道具』の特徴や用途からその名称を選ぶ問題。
　これは問題文をよく読んで、その中のキーワードから名称を選ぶと大体いけそうな感じの問題。 普段の改善活動で、業務みよってはあまり使わないものももあるので 難しいかもしれませんが、選択肢がそんなにないので諦めないで頑張ろう！